木造住宅にこだわりたいけど心配?

設計の自由度が高い注文住宅だからこそ、できるだけ自分たちの理想に近い住まいを完成させたいものです。そして外観や内装などのデザインあるいは間取りや設備など、施工主さんそれぞれにこだわりがあるはず。もちろんその中には、木造建築にこだわっている施工主もいることでしょう。日本の伝統的な木造住宅では、素材のほとんど全てに木材が採用されており、見た目や質感そして手触りなど、木材独自の風合いを味わえる魅力があります。

その一方で、木材の加工だけでも大工職人の力量に頼る部分が多く、メーカーごとに品質にばらつきが出る傾向があります。また伝統的な木造建築の工法では素材の加工をはじめ、基礎となる土台の上から柱や梁、さらに壁や屋根そして設備へと、一つ一つ順序よく丁寧に組み上げていくのが基本。そのため他の工法と比べ、工期が長期化することも珍しくありません。

木造枠組壁式工法のメリットとは?

前述したデメリットをカバーできる木造建築の工法といえば、木造枠組壁式工法でしょう。これはツーバイフォーという名称でも、一般的によく知られている工法。ちなみにツーバイフォーとは、2インチ×4インチの製材で組み立てることに由来します。この工法のメリットは何といっても、木造建築でありながらも工期が短く済むことです。あらかじめ工場で大量生産した建材を使用するため、現場では基本的にその建材を組み立てるだけ。わざわざ現場で柱や壁といった建材を加工する必要がないので、その分だけでも工期の短縮化が期待できます。また工場で大量生産された建材は品質も均一化しているため、大工職人の力量に左右されることなく、安定した品質の木造住宅が実現可能になります。

愛知の注文住宅の計画を立てている方の中には、戸建てで暮らした経験がない方もいます。戸建てとマンションだと勝手が違う部分も多いので、実際に計画を立てるならモデルハウスに行くことも大切です。

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